身近に暴力を振るわれている子どもがいたらどうすればいいか。
夏休みなどの長期休みになると児童虐待のニュースが取り上げられているような気がします。
心を締め付けられることが多い事件が多いですね。
実際に児童虐待など見かけた場合などどうすればいいのか。
もし、周りに暴力を振るわれているような子どもや、ネグレクトなど育児放棄などの問題を抱えている家庭もあるかもしれません。
このブログで何度も取り上げている児童養護施設に関することですが、元々生まれてすぐに入所する子ばかりではありません。
ネグレクトなど含め、何かしらの危害を与えられた経験のある子や虐待を受けたことのある子どもたちが児童養護施設に入所するケースがあります。
こういった経験は彼らが成長をする上で、絶対に必要ではない経験です。
少しでも児童虐待が減るために、周りの大人が目を光らせる必要があります。
日本の現在の児童虐待の事件などがどれくらいあるのか見ていきましょう。
厚生労働省より発表されている資料より
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000108127_1.pdf
児童相談所の児童虐待の相談対応件数(平成26年度)は、児童虐待防止法施行前(平成11年度)の7.6倍に増加(88,931件)虐待死はほとんどの年で50人を超えている。
上記において、年々児童虐待の件数や死亡しまう事件が増え続けていることがわかります。
そして、また虐待を受けた子どもの年齢構成が、
0歳から小学生の割合が大きく、中高生になるにつれて下がっていきます。
これは虐待をされない環境になるというより、まだ言葉や表現が完成されていない時の方が被害に遭いやすいことを示しているのでしょう。このようなことが私たちの暮らす日本で起きていることは非常に残念に思います。
では、虐待をもし見かけたらどうすればいいのか?こちらに詳しく記載されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dial_189.html
児童相談所虐待対応ダイヤル「189」(通話料無料)に電話をしましょう。
児童虐待の定義は広く、体に暴力を振るわれることだけでなく心理的虐待(言葉による脅しや子どもの前で家族に暴力を振るう)や家に閉じ込めることや自動車の中に放置するなどのネグレクト、性的虐待なども含まれます。
何か一つでも思い当たる節があればまずは、連絡しましょう。命を救うことにつながります。
引用資料↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/about.html
また、子どもたちが夜でも休日でもいつでもいじめやその他の悩みを相談できる窓口もあります。(通話料無料)
文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」
https://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm
周りの大人に言えないことや自分では解決できないことがあった場合はこのような場所へ連絡ができることも忘れないでおきましょう。
なぜ、未然に防ぐことが大切か?
子どもたちが、まず命を守えうことが大前提です。虐待による死亡事件などもまだまだ無くならないのが現実です。それ以外にも相談できず悪い大人と交流をし犯罪などに巻き込まれないためが一つです。
子どもたちが、いじめなどが問題で学校などに行かなくなったりその時に犯罪組織に巻き込まれる可能性は大いになあります。またSNSなどを通じて、闇バイトなどの犯罪行為に知らないうちに加わってしまうこともないとは言い切れません。
犯罪に巻き込まれた子どもが、社会に復帰するためには多くの時間を費やされてしまいます。彼らにとって貴重な時間を無駄にせず生活をするためにも、まずは相談窓口に連絡をするなど、できる限りの最善策を行うことを心がけましょう。
また児童養護施設で育ち卒園を迎える子どもたちにも、孤独な環境から犯罪に巻き込まれるケースはあります。
独り立ちをする時には、国からの援助などがなくなり全てのことを自分だけで生活を送るようになり、知らないうちに巻き込まれていたり金銭トラブルになることも考えられるからです。
確かに、成人とみなされた子どもたちが資金を自分でやりくりして生活を行うことは当たり前と考える人もいると思います。ですが、卒園の時の支度金も彼らはアルバイトなどで補い少ない額で独立し頼れる頼れる家族が身近にいない環境であることも念頭に入れておいてください。
児童養護施設で暮らす子どもたちを援助する寄付サイトもあるので、ぜひ覗いてみてください。