アフターコロナの中での就職活動について
2023年の日本は度重なる物価の高騰や近年のコロナウイルスによる影響で、生活が苦しいと感じる人が多いことが現実です。筆者も、物価の高騰には消費者として「値段があがったなー」」と感じたり「値段は変わっていないけど以前より量やサイズが少なくなった」と思うことがあります。
今、日本で普通に生活をしている人であれば、誰しかもが感じたり生活のために無駄なものを買うことをやめたり、節約をしているのではないでしょうか。
また就職に関して、コロナウイルスの影響で人員を削減したり、積極的に正規採用をしていない企業もあります。その一方で、高齢化社会になり介護関係の人材の不足など様々な現代社会における問題は、
一人ひとりの生活を切り離すことができないと考えるべきかと思います。
様々な働き方があり、どれが正しいとか今は「正解のない、答えのない世の中」であることには違いありません。
そんな中で児童養護施設出身の子どもたちはどのような道を歩んでいるのかお話しします。
児童養護施設の子どもたちの卒園後
それではこのブログで取り上げている児童養護施設で育った卒園者たちはどのような生活をしているのでしょうか。
まず、大前提として、彼らは養護施設で暮らしている間は、国などからの補助金で生活をしています。
卒園する時(成人にあたる18歳で退所)から自立した生活を行います。
また卒園する時には支援がなく、在籍時にアルバイトしたりで貯金をしていることが現実です。
大学や専門学校に進学までできるのはごく一部で、ほとんどの子が就職を選択しています。
中には金銭的な問題から、悪質な大人と関わってしまうこともあるようです。まだ社会経験の少ない彼らが闇バイトなどに巻き込まれる可能性は多いにありますよね。
児童養護の世界では、全国児童養護施設協議会が施設組織をマネージメントし、国や自治体に教育、養育制度案、予算処置案、法改正案など提出、環境改善に尽くしております。
だがそれは施設での措置期間中の話です。退所後の児童のケアは課題だらけです。だからこそ私達のような第三セクターが働きかけているのです。
卒園した児童が、自分が居た施設の職員に悩みを相談することがあります。 相談の内容で特に多いのが学費などお金の問題。 現場ではまずは、施設長がお金を貸すという方法があります。 施設長は事前に保険に加入しているので、児童が返済できなくても保険会社から返済されるという仕組みです。 もう一つは自治体が対応するケースもあります。どちらも理想的ではありますが、大きい金額の場合や毎度のことだと対応することが困難となります。